治療で削った歯や取り除いてしまった神経を元通りにすることはできません。しかも治療には痛みや再発のリスク、歯の寿命を損なうリスクがつきまといます。やはり、私たちが大切な歯を守るためにできる最善の策は「治療」よりもまず「予防」だと言えるでしょう。こちらでは、平日、土曜日も休まず20時まで診療している、久喜市の歯医者「さくら歯科クリニック」が、当院の予防歯科、小児歯科についてご紹介します。
虫歯を予防する食生活~虫歯になりやすい食べ物・なりにくい食べ物~
左側の食べ物を控えることが虫歯予防の第一歩。その上で食後30分以内のブラッシングを心がけましょう。なお、だ液には口腔内を殺菌したり、歯を丈夫にしたりする働きがあります。よく咬んで食事をしましょう。また、「ダラダラ食べ」を続けると唾液が口腔内を十分に浄化できないので要注意です。
虫歯になりやすい食べ物 | 虫歯になりにくい食べ物 |
---|---|
糖分が多い食べ物や飲み物、歯に残りやすい食品が虫歯の大敵。また、食べるのに時間がかかるものも、虫歯になりやすくします。 | 糖分を含まない食べ物や飲み物が理想的。また、海藻類には歯の再石灰化を促すフッ素やカルシウムが含まれています。 |
予防は歯科衛生士にお任せください
口腔ケアの専門家である歯科衛生士が常駐する当院では、それぞれが特定の患者さんを担当しています。いつも同じ衛生士が対応することで、患者さんの歯についてどんな小さな変化も見逃すことがありません。もちろん、早期発見、早期治療も衛生士のこうした働きで確実なものとすることができます。
お子さんを虫歯にさせないために
毎日、きちんと歯磨きさせることが、お子さんを虫歯にしないための最善策。しかし小さなお子さんが自分ひとりでお口のケアを正しく行うのは難しいかもしれません。だからこそ、ご両親が手伝ってあげる必要があります。また、虫歯になりやすい食生活にならないよう、下記の点に気を付けるのも親御さんの務めです。
- 栄養バランスのよい食事が摂れているか
- 虫歯菌の栄養源となる糖分は取り過ぎていないか
- 食事やおやつをダラダラと食べていないか
- 糖分の入った飲料は避け、水やお茶などを飲むようにしているか
- 甘いものを食べた後の「口ゆすぎ」を励行しているか
子どもを歯医者嫌いにさせないために
子ども歯医者に連れて行きたいと思っても、「こわい」「痛いから」と、なかなか言うことを聞いてくれなくて──そんな悩めるお母さんへ、お子さんが歯医者嫌いにならないためにぜひ知っておいていただきたいことがあります。
歯医者に行く前
「歯医者に行こうね」と伝えておく
当日にいきなり歯医者へ行くと言われても、子どもだけに心の準備ができていません。何日も前からこの日は歯医者に行くということをあらかじめ伝えておきましょう。
ウソをつかない
「痛くないから」とか「診てもらうだけだから」と、お子さまにウソをついて連れていくのはNGです。いざ治療となれば、歯医者に対するお子さんの印象が悪くなりかねません。
「痛くない」「怖くない」はダメ
励まそうとして、否定の言葉をつい口に出してはいませんか? 良かれと思ってもそうした発言が逆に歯医者のイメージを悪いものにしてしまいます。
脅すのは厳禁
ふだん、お子さんを叱るとき、「歯医者に連れていくよ」といった脅し文句を使っていませんか? そうした習慣が歯医者嫌いな子にしてしまいます。
歯医者で
まず、親御さんがリラックス
お母さま、お父さまが緊張してしまうと、感性の鋭いお子さまはすぐにそれを感じ取って自分も緊張してしまいます。まずは親御さまがリラックスを。
お子さんをリラックスさせてあげる
お母さんやお父さんが落ち着いたら、今度はお子さんの番。待合室で本を読んであげましょう。いちばん効果的です。
頑張ったねと、ほめてあげる
治療中に泣いたり、我慢できなかったりしても、決して叱らずに「よく頑張ったね」「えらかったね」とたくさんほめてあげましょう。その後の自信につながります。
帰宅してから
家族みんなでほめてあげる
付き添った親御さんだけでなく、家族みんなでほめてあげましょう。そうすれば、歯医者へ行くことがむしろお子さんにとって楽しみになります。
治療を嫌がっても、泣いても叱らない
クリニックで緊張のあまり泣いたり、治療を嫌がってしまったりした場合でも、決して叱らないでください。大事なのは次につなげること。次こそ大丈夫だと頭を切り替えられるよう、ほめることに徹しましょう。